新築一戸建の外壁材 飯田グループアイディホームも使われるパワーボードとは
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外壁材パワーボードとは
パワーボードとは、旭化成が販売する木造住宅専用の外壁材「ヘーベルパワーボード」のことを指すのが共通認識です。主に外壁に用いられる建材で、ALC(軽量気泡コンクリート)の一種です。
ALCとは、発泡剤で多孔質化した軽量気泡コンクリートのことです。とても軽量であることが特徴で、外壁の重さを軽減することで耐震性を上げるなどのメリットがあります。
普通のコンクリートの1/4の重さで、水に浮くほど軽く、さらに断熱性・防火性・遮音性に優れた建材 で、軽石みたいなもので、水に弱いという特徴があります。そのため、塗装のメインテナンスが必要です。
厚みがあり、気泡が中にあるのが大きな特徴で様々なメリットがあります。
ALC(パワーボード)のあゆみ
元はスウェーデンで開発された建材ですが、日本では旭化成建材株式会社が製造・販売する“ヘーベルパワーボード”という製品が有名で、高級感やスタイリッシュさが出せる、おしゃれな外壁材です。
ALCは1920年代にスウェーデンで開発されて以来、ドイツやオランダなど、ヨーロッパを中心に世界的に発展してきた建材です。 旭化成では1960年にロシアから、1962年に旧西ドイツから技術導入して生産を開始したそうです。
へーベルのパワーボードは、大手の建売でも現場によっては採用されていることがあります。
パワーボード特徴その1 耐久性
パワーボード外壁はコンクリートの一種で、サイディングなどよりも強度が高く長持ちです。また厚みがあるので、一般的な外壁材よりも破損しにくいという特徴があります。
耐用年数が長いためメンテナンスの頻度も低く長持ちする住宅を建てたい場合にもおすすめできる外壁材です。
ヘーベルパワーボードは60年以上の耐久性を備えています。
親子2世代を超える長い歳月を経ても、メインテナンスさえきっちりすれば、性能を維持し、その価値を保ち続けます。
人生100年の時代にはヘーベルパワーボードは、手入れをしながら永く使い続けることができるのは大きなメリットです。
木繊維やパルプなどの有機物を含まず、乾燥収縮や熱膨張が小さいため、冬の低温・乾燥や夏の酷暑などに強く、ひび割れや反り、たわみといった変形が起きにくい安定した外壁材です。
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パワーボード特徴その2 断熱性
パワーボードはコンクリートの一種なので断熱性も高いという特徴があります。断熱性が高いので、エアコンの効率も良く、暑さ寒さにもすごしやすくなるというのも特徴です。
ヘーベルパワーボードの37㎜の厚さの中には、細かい気泡が均一に入っていて、気泡に含まれた空気が層をつくるため、熱の伝わりを抑え、夏の暑さや冬の寒さから室内の温度環境を守ります。
冷暖房の効率を上げたいという場合、オススメの外壁材です。
パワーボード特徴その3 防音性
パワーボードはコンクリートが原材料で、厚み(37ミリ)もかなりある外壁材なので、遮音性が高いというメリットもあります。遮音性が低いと言われる金属性の外壁材に比較すると、かなり防音性能な高いといえます。
37ミリの厚さを持つヘーベルパワーボードは、外部の騒音を十分に低減する効果があります。ヘーベルパワーボードは、音の反射が大きく、音を通しにくい素材です。壁体内を伝わった音は、37ミリの厚さ内に無数にある独立気泡が吸収するためさらに遮音効果を発揮し、室内への音の侵入を低減します。
外からの音の遮断も効果的ですが、内側からの遮音にも効果的です。ピアノなどの楽器を演奏したい場合にも防音の効果があるというのがウレシイ特徴です。
パワーボード特徴その4 防火性
パワーボードは防火性能も高い外壁材です。隣家で火事が起こっても延焼しにくいなど、火事による被害を軽減する効果が期待できます。
ヘーベルパワーボードは一般的なサイディングに比べ、素材の優れた断熱性能と2倍以上の厚さにより、圧倒的な防耐火性能を発揮します。
ヘーベルパワーボードは火や熱に強いコンクリート系外壁材だからです。素材は無機質の珪石などであるため、炎や熱を受けても発火することがなく、煙や有毒ガスも発生しないのも特徴です。
また、ヘーベルパワーボード内部には細かい気泡があるため、空気層が熱の伝わりを抑えます。隣家が火災時には、外壁面は800℃以上の高熱になり、木材の引火危険温度は約260℃であるため、外壁の内側がその温度に達すると構造体が発火する恐れがあります。
ヘーベルパワーボードの場合は外壁が直接炎にさらされても、内側は引火危険温度まで上がりにくく、延焼の危険性を減らすことができます。
周囲に木造の住宅が密集している地域に住宅を建てる場合には、オススメの外壁材です。
メンテナンスをしっかりすれば60年もつと言われており、少し初期投資がいりますが、長期でみるとコストパフォーマンスも優れていると考えます。
へーベルパワーボードは、サイディングと比較して、少し高くなるだけという印象なので、 メリットを様々考えると、デザイン的にも好みの方は十分検討の余地はある外壁材だと思います。
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パワーボードを塗装しないとどうなる?
パワーボードは塗装しないと、吸湿性が高い素材なので雨を吸い込んでしまい、耐久性が落ちるので、塗装による外壁の保護は必須です。また、塗装をすることで見栄えが良くなり、高級感のある外観にも見えてきます。
パワーボードへの外壁塗装を行う際、その家の外壁の工法も考慮する必要があります。
パワーボードは、「直張り」と、「外壁通気工法」どちらが多いのか
パワーボードの場合、直に張っていく「直張り」と、「外壁通気工法」があります。
どちらかというと、パワーボードを張っていくときには「直張り」施工が一般的です。
「外壁通気工法」の場合には、防水性だけを考慮した塗装で大丈夫です。水分の吸湿性による錆びに対応した塗装までしなくて大丈夫です。
しかし、「直張り」の場合には、防水性だけでなく、透湿性も兼ね備えた外壁塗料が必要となってきます。透湿性というのは、水分は通さないけれども湿気は通すという性質のことです。
パワーボードは、飯田グループアイディホームでも採用されることがある
パワーボードは、サイディングより、コストが上がります。そのため、建売り住宅では、外壁はサイディングが採用されることが多いですが、他の業者との差別化のために、飯田グループのアイディホームやタクトホームでは、パワーボードを採用している現場もあります。
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