新築一戸建てを建てる際の捨てコンクリートとは?
そもそも捨てコンクリートとは?
家を建てるためには、基礎工事が必要です。
「ベタ基礎」「布基礎」工事の前に、敷地に砂利や砕石を均し、5センチ程度の厚みでコンクリートを流し込むことがありますが、これを「捨てコンクリート(捨てコン)」と呼びます。
敷地のどの位置に、どのような形状で基礎のためのコンクリートを打つのかを示す「墨だし」作業をしやすくするため、ないしは基礎を乗せる面を良好な状態にするために捨てコンクリートを打ちます。
敷地の状態が良好で、わざわざ水平面を作る必要がなければ捨てコンクリートを打つ作業は省略されることがあります。しかし、基礎の鉄筋が直接土中の水分に触れ、錆びてしまい「将来の家の強度」を脅かさないよう、積極的に捨てコンクリートを打とうと考える建設業者も存在します。
そもそも、土地の状態や作業性の問題の面で問題があるときにのみ必要で、家の強度に直接関係するわけではないので、「捨てコンクリート」と呼ばれています。
捨てコンクリートの特徴は
捨てコンクリートは無筋
基礎部分のコンクリート内には、鉄筋を入れます。強度が求められるからです。一方、捨てコンクリートは「無筋」です。そもそも、捨てコンクリート部分には強度を求めないのです。
捨てコンクリートの上ないしは下には「防湿シート」が貼られます。
捨てコンクリートの上または下には、土中や捨てコンクリートから立ち上る水気を家の中に入れないよう、防湿シートが貼られます。
新築一戸建ての土間コンクリートとは?
強度の面で問題がない広さの土間であれば、捨てコンクリートと同様に無筋で施工されますが、広い土間のときは沈下の恐れがありますので、鉄筋を入れることがあります。
新築一戸建ての駐車場とかは、土間コンクリートです。
土間コンクリートは車の重量にも耐えられるほど固く、耐久性があるため補修の頻度も少なくてすむという特徴があります。
コンクリートの特徴として、温度変化によって微妙に伸縮するため、ひび割れが発生してしまうことがあります。
伸縮によるひび割れなどを防ぐために、必ず目地(めじ)と呼ばれる溝を作ったり、コンクリートの中間部分にワイヤーメッシュなどの鉄筋を挿入したりすることがよくあります。
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