ベタ基礎と布基礎の違いとは?新築一戸建て購入前の確認すべき点は地盤改良があるかないか!セメントによる改良の物件はマイナス評価!

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ベタ基礎と布基礎の違いとは?新築一戸建て購入前の確認すべきは地盤改良があるかないか!セメントによる改良の物件はマイナス評価!

ベタ基礎のメリット・デメリットとは?

ベタ基礎とは、簡単にいいますと、床下全体にコンクリートを打って作る基礎のことです。
立ち上がっている部分と床一面を、鉄筋を入れたコンクリートで一体化して、大きな面で家の重みを支えます。面で支えたほうが荷重を分散できるので、布基礎より耐震性が高く 安定性に優れているのが特徴です。 家の荷重を底板全体で受け止め、建物を支えるため、不等沈下も抑制します。

大手の建売では、ベタ基礎施工が標準装備となっています。

ベタ基礎のメリット

ベタ基礎は、まず耐震性を高めやすくなります。また床下の地面をすべて厚いコンクリートで覆うので、湿気が建物に伝わりにくくなります。そのため湿気による住宅の木材の腐食等の心配も減り、シロアリによる被害も防ぎやすくなり、 不等沈下も抑制します。 大きな重さを均等に地盤に伝えることで、沈下したり家が重みで損傷しにくくなります。 そのため、軟弱地盤ではこのベタ基礎施工にすべきです。

最近の建売分譲大手では、ベタ基礎施工が標準装備されています。

ベタ基礎のメリットのまとめ
・耐震性に優れる ・湿気が建物まで上がりにくい ・シロアリ被害を防ぎやすい ・ 不等沈下抑制

ベタ基礎のデメリット のまとめ
布基礎に比べてコンクリートと鉄筋の使用量が多くなる(布基礎の約2倍)ので、その分のコストがかかります。

ベタ基礎はコストは高いが、耐震性・湿気が建物に上がりにくい等値段以上に、メリットの方が大きい!

布基礎の構造やメリット・デメリットとは?

布基礎は、 建物の壁に沿ってコンクリートを打って作る基礎を指します。
ベタ基礎が面で建物を支えるとしたら、布基礎は点で支える構造になります。
縦に伸びる「基礎梁」部分と、横に広がる「フーチング」部分からなる逆T字型となっています。

布基礎の床もコンクリートで覆われるので、ベタ基礎と同じように思えますが、住宅を支えるのは立ち上がっている部分のみです。立ち上がり部分以外は地面の上に防水シートを敷き、その上にコンクリートを施設します。

以前のように、床下がむき出しの土や防湿シートで仕上げられていれば、ベタ基礎との違いが見分けがつきましたが、現在では床下に防湿コンクリートを敷設することが多く、見た目だけでは区別がつかないようになっています。

布基礎のメリット

床部分に鉄筋を使わないのと、コンクリートも薄いのでベタ基礎に比べて建築コストを抑えることができます。

布基礎のデメリット

布基礎は面で建物を支えるベタ基礎と比べて当然、耐震性は劣ります。また床部分のコンクリートが薄いため、ベタ基礎と比べて地面の湿気があがりやすく、シロアリ被害も受ける可能性も当然、高くなります。

ベタ基礎vs布基礎、結局どっちがいい?

材料費はコンクリート、鉄筋が多い分お金がかかりますが、今では材料費を除いた施工費用だけなら布基礎とそれほどかわらなくなりました。
見積もりをとってみて思ったほど差が出ない場合、ベタ基礎にしてしまった方がメリットは大きいと思います。

「ベタ基礎のほうが強い」という認識から、布基礎に余分な手間とコストをかけるのであれば、地盤の状態に関わらず、ベタ基礎を採用している木造住宅がほとんどで、布基礎の物件はあまり見なくなったという印象です。

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ベタ基礎施工だけで安心してはいけない!地盤改良の物件かどうかも必ず契約前に確認

地盤に原因する建物の不具合はかなり後から 

 地盤が原因の建物の傾きは、建ててすぐになるわけではなく、じわじわと何年も経ってから傾きはじめ、気づかないうちに住んでいる人の健康にまで影響していきます。軟弱な地盤の場合、地盤改良をきちんとしておかないと大変なことになります。過剰な地盤改良は不要ですが、適切な改良を行うことは大切です。そしてどんな改良がされたのか確認する必要があります。

セメントによる改良の物件は、将来更地にして売る場合、マイナス評価になる!

セメントによる改良の物件は、将来土地として売却する時、土地の値段に影響を与えます。一般的な住宅で行われているセメント杭による地盤改良は、地中埋設物として考えるので土地として純粋に売却する場合、マイナス評価になります。実際の取引の現場では、中古物件として、リフォ-ムをしてそのまま住むという前提で、購入を検討しているお客様については、特に影響はないという印象です。しかし、解体して更地にして売り出す場合、土地として検討するお客様の視点から考えると、地盤改良をやり直す場合、撤去してやり直すことになるので、その分コストがかかることになります。その予算も含めて全体の予算を検討しなければいけません。そういった意味で地中埋設物となる類の地盤改良は土地の価格に影響するということを、認識したうえで購入しなければいけません。

また売却しないにしても、将来の建て替えの際にも、余分な撤去費用が発生する可能性があることを認識して購入する必要があります。ほとんどの地盤改良で使用されているのはセメントによる改良が多いので、契約前には、改良があるかないかだけ確認して、改良があるといわれれば、 セメントによる改良なので、マイナス要素も納得した上で、購入しなければいけません。

関連記事:新築一戸建は「地盤調査」と「地盤改良」で地震に強い建物を作る!耐震性は建物+基礎+地盤の3つが重要!地盤改良の方法を徹底解説

地盤改良は、必要な地盤の場合絶対必要なものではありますが、将来土地として売却する場合、マイナス評価になる!

セメントによる改良だけでなく鋼管杭も同じくらいの撤去費用がかかる!

セメント系柱状改良杭だけでなく、鋼管杭も地中埋設物として撤去する必要があります。そして、撤去されたセメント杭は産業廃棄物として処分されることになります。つまり、将来立て替える時には余分な撤去費用がかかります。

セメント杭で地盤改良した土地の売却を行うとき埋設物として取り扱われるため、撤去分の費用を減額した上で、土地の価値をみていきます。

既に土地取引の現場では、地盤改良された土地は、取引価格が減額されるのが一般的です。古家が建っている場合解体費用がかかるので、その分減額されて土地の価値をみられるのと同じ感覚です。

ここで、トラブルの原因とするとセメント杭の存在を内緒で売却した場合、将来トラブルになる可能性があるので、売却の際、告知をしっかりすることが大切です。売却後、万が一もめることになると最終的には撤去費用を売主負担で請求されることになると予想されます。

新築を建てる土地を購入する時の注意点

古家付きの土地を購入する時、トータルコストに影響を与えるかもしれないのが、地盤改良のある土地です。撤去するにもコストがかかるという点です。


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