住宅ローン 短プラと変動金利の関係は?店頭金利と優遇金利とは?これで金利が上がるか下がるかわかる!
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変動金利と固定金利の決まり方について解説していきます。重要なポイントは、変動金利と固定金利では、金利の決まり方が違うということです。固定金利が上昇したからといって、変動金利が上がるというわけではありません。
店頭金利(基準金利)と優遇金利とは?
変動金利の仕組みとは
住宅ローンの変動金利の根拠とされているのが「短期プライムレート」という数値です。短期プライムレートとは、銀行が信用度の高い優良企業に融資する際の優遇金利のことです。住宅ローンは個人向けで、優良企業に比べれば信用度が低いことから、短期プライムレートに1%上乗せした数字が金利となります。
短期プライムレートの数値は、多くの銀行は、2023年12月で1.475%で、2009年1月からずっと変化していません。
短期プライムレートとは、金融機関が優良企業に対して短期(1年未満)で融資をする際に適用する金利で、昔は公定歩合に連動して決められていましたが、金融の自由化によって、1989年以降は各金融機関は短期プライムレートに基づいて決定しています。
その金利の決め方は、日本銀行がコントロールして決める政策金利を基に決められています。重要なことは、日本銀行が政策金利を引き上げれば、短期プライムレートの金利が上昇し、そこに連動している変動金利も上がることになります。
店頭金利(基準金利)と変動金利の関係は
店頭金利というのは、短期プライムレートなど経済動向を見て、金融機関が独自に設定する金利です。つまり、店頭金利(基準金利)は短期プライムレートに連動します。
重要なポイント
●変動金利は短期プライムレートによって連動
●実際の適用される変動金利は一般的に「店頭金利」「優遇金利」「適用(実質)金利」から成り立ち、「店頭金利 − 優遇金利 = 適用金利」 になります。
つまり、「変動金利型の適用金利〇〇%」といった場合には、 各銀行は短期プライムレートに1%くらいを上乗せした金利を店頭金利(基準金利)に設定しているので、実際に住宅ローンを利用する際には、店頭金利(基準金利)から金融機関の優遇金利を引いた金利が適用されます。
例えば、メガバンクの場合、店頭金利(基準金利)が2.475%、優遇金利が2%のときは、店頭金利(基準金利)から優遇金利を引いた、0.475%が適用されることになります。優遇金利は審査によっても違いますし、金融機関によって異なります。
関西エリアの地銀の場合、変動金利の基準金利が、2.675%のことが多いです。適用される金利は、どれだけ引き下げ幅(優遇幅)がとれるのかによります。
適用金利0.475%は、
店頭金利2.475%から優遇金利2%を差し引いた金利です。
店頭金利(基準金利)は、金融機関によって違います。
この状態がいつまで続くのかは、難しい判断ですが、長期の固定金利は2019年末ごろから少し上昇トレンドとなっています。大幅な上昇ではないが、住宅ローンは金額が大きいので、ちょっとした金利上昇が返済額に大きな影響を及ぼすので、固定金利を選ぶか変動金利を選ぶかによって、総返済額が大きく変わる可能性があります。どちらがお得か見極めましょう。どちらのメリットも享受したい場合は、ミックス返済可能な銀行もございます。
固定金利の仕組みとは
固定金利は長期国債に連動する。
「短期プライムレート」は「長期プライムレート」より値動きが遅いため、長期プラムレートが高くなってきたら変動金利も上昇のシグナルです。
長期プライムレートは金融機関の5年物普通社債(企業が必要な資金を調達するために発行する債券)の発行利率に基づいて決定されるため、日本の国債市場の影響を受けることになります。日本の債券市場は日々変動するので、長期プライムレートもそれに合わせて変動します。変動金利の店頭金利は、ずっと変わっていませんが、固定金利は、毎月違っているのは、このためです。国債の金利は必ずチェックしましょう!!
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