新築一戸建て建売住宅の外壁材、窯業系サイディングの耐用年数と特徴!外壁材の種類を徹底解説

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新築一戸建て建売住宅の外壁材、窯業系サイディングの耐用年数と特徴!外壁材の種類を徹底解説

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外壁材 サイディングとは

ひと昔前の外壁は、モルタルが主流でした。しかし、モルタル壁は施工時間もかかり、費用もかかります。また、モルタルはヒビが入りやすい欠点もあり、よく中古戸建でひびの入った物件をみたことがあると思います。

サイディングは、現在の外壁材の主流になっています。

そもそも、サイディングとは、セメント質と繊維質を主な原料とした外装材で建物の骨格に合わせて壁にサイディングボードを貼り付けていきます。そして、張り付けたサイディングボードをシーリング材でつないでいきます。

北欧で生まれ、近世のヨーロッパの建築に多く使われました。

シーリング材は建物の防水性や気密性を保持するために継ぎ目や隙間に用いる材料です。シーリングが劣化すると雨水が壁の中に入り、家が急速に劣化していくので、定期的にメンテナンスする必要があります。

サイディング板(パネル)を壁に仕上げ材として貼り合わせていくもの。

一昔前の外壁モルタル壁との違い

モルタルとは、砂と水とセメントを混ぜて作った外壁材のことを指し、ペースト状で砂利が入らないのが特徴です。 職人さんが手作業で塗り上げて仕上げていくので、手間がかかります。

そのモルタルを壁全体に塗って仕上げた外壁がモルタル壁です。

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サイディングの耐用年数と特徴

①サイディングの耐用年数とは

サイディングの耐用年数はおよそ7〜8年です。

サイディングの防水機能は塗膜によるので、塗膜の劣化を放置すると雨などの影響により建物の構造に大きな影響を与えることがあります。モルタルよりは経年劣化しにくいです。

そのため7〜8年を目安に塗装等の修繕が必要です。

サイディングの経年劣化の症状の具体例は以下の通りです。

  • シーリングの劣化
  • チョーキング(触ると白い粉がつく状態。)
  • ヒビ割れや剥がれ

サイディングには窯業系サイディング、木質系サイディング、樹脂系サイディング、金属系サイディング4つの種類が存在します。


「窯業系」と「金属系」 がメジャーで、
窯業系が住宅外壁シェアの70%を占めています。

②窯業系 (ようぎょう) サイディング

窯業系は、 セメント質原料及び繊維質原料を、 主な原料とします。それらが成形され養生・硬化されたものです。施工やメンテナンスが楽で、工期も短縮できるため、住宅外壁材の主流になっています。

サイディングボードを複数枚貼り合わせるサイディングは、職人技を必要とするモルタルと比べて手間が少なく、工期短縮ができ、モルタルよりも工事費用が安く、最初からサイデイングボードが何枚必要かわかるのでコスト計算もしやすいメリットがあります。

最近の窯業系サイディングでは、光触媒の壁を売りにして、雨水で汚れが落ち、長く再塗装をせずに済むなどの特徴をもった商品もあります。デザインの種類( レンガ風や石積み調など )も豊富で、 おしゃれなラインナップも多いことで人気があり、住宅の外壁材に向いています。

セメント質を使って形成しているため火に強く、耐火性・耐久性の高いサイディングであると言えます。コスト的に安いことも大きな特徴です。

窯業系 (ようぎょう) サイディングコスパが高い!

だから、建売住宅やローコストメーカーで採用されています。

大手建売分譲会社がよく利用する のは、窯業系サイディングで、外壁メーカーは次の2社です。

ケイミュー株式会社 ケイミュー(株)の公式HPはこちら

ニチハ株式会社 ニチハ(株)の公式HPはこちら

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建売住宅やローコストメーカーで採用されているのは、この窯業系サイディングです。

③木質系サイディング

天然木などに塗装を施したもので、表面を炭化処理したものが多く使われています。天然木なので、耐火性が他より劣っています。

そして、天然素材であるため、材料にバラつきがあり、木なので水に弱いです。
まめな再塗装などメンテナンスが必要になることがデメリットです。

④樹脂系サイディング

こちらは、北米生まれの塩化ビニル樹脂製の外装材です。 塩害や凍害にも強くいので寒冷地方を中心に普及が進んでいます。耐久性、耐塩害性、耐冷害性、耐候性に優れています。
また、シーリングが使用されていないので目地の補修がいらないのは大きなメリットです。
アメリカでは外壁材全体のシェアの50%以上を占めています。

樹脂系サイディングならではの特徴は以下の通りです。

  • 窯業系より軽量である。
  • 樹脂系サイディングは撥水性に優れている。
  • 表面塗装でなく、顔料が練り込まれているので再塗装が不要
  • 目地の補修がいらない

⑤金属サイディング

金属サイディングにはスチール系、アルミ系、ステンレス系と大きく3つに分けることが出来ます。
金属サイディングとは、ガルバリウム・アルミニウム・ステンレスなどの鋼板が使用されたサイディングのことです。
金属なので、浸水する心配もありません。気温変化の激しい寒冷地方を中心に普及が進んでいます。金属なのでメンテナンスがしやすいメリットはありますが、価格が高いです。

金属サイディングで最近、よく利用されるのがガルバリウム鋼板が使われている金属サイディングです。

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窯業系サイディングに比べて長期間メンテナンスが必要ないのが特徴

⑥スチール系サイディング


焼付塗装したサイディングで、厚手のものほど耐久性があります。特に、風の強い地域での需要が高く、デザイン性にもこだわることが出来きるのが特徴です。また、10年くらいで塗装が劣化し、それを放置すると錆び始めます。時期をみて塗替える必要があります。

⑦アルミ系サイディング


軽量で柔らかい素材なので施工しやすいメリットがあります。また、錆びにくいといった特徴もあります。

⑧ステンレス系サイディング


高価であるため金属系サイディングの中では一般的ではありません。しかし、耐久性、耐候性の面からは高レベルの素材です。

シーリング材の耐用年数は5年〜10年です。

シーリング材は、サイディングの継ぎ目のところに使い、サイディングの受けるダメージを吸収する役割を担っています。そのためシーリング材は非常に劣化が激しく、早ければ5年程度で劣化が始まります。 

劣化症状としては、シーリング材にヒビが入る「ヒビ割れ」、外壁とシーリング材の間に隙間が生まれる「剥離」などがあります。

塗料の耐用年数は7年〜8年です!

一般的にサイディンに用いられる塗料の場合では7〜8年が耐用年数!

だから、外壁材(サイディング)は、少なくとも10年おきくらいには、メインテナンスが必要です!

塗料の耐用年数は、塗料の種類によっても異なりますが、一般的にサイディングに用いられる塗料の場合では7〜8年が一般的です。 

塗膜が防水面で重要です!

塗料が劣化しているかどうかは、実際に外壁を触ってみることで簡単に確認することができます。

手で触れた時、白い粉がつくと塗り替えのサインです。 これは、防水機能がなくなっている状況です。

この現象はチョーキング(白亜化現象)と呼ばれます。

この現象がある場合、メインテナンスの時期となります。

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