新築一戸建は仲介手数料を無料にする不動産会社がなぜ増えているのか?その本質は!二極化している!

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新築一戸建は仲介手数料を無料にする不動産会社がなぜ増えているのか?その本質は!二極化している!

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新築一戸建は仲介手数料を無料にする不動産会社がなぜ増えている時代の流れとは

関西エリアでは、まだまだ少ない印象ですが、関東エリアの方では、仲介手数料無料の不動産会社が、多く存在します。グーグルで検索すれば、多くの会社がヒットします。

では、なぜ仲介手数料無料の会社が多くなってきているのでしょうか?

多くなってきている本質は、ネットが進化すると中抜きができなくなっているということだと思います。

すべての業界にいえることだと思いますが、ネットで情報が民主化し、ガラス張りになればなるほど中抜き業者の存在意義はなくなってくるということです。

実を言うと、昔から新築を購入するのに仲介手数料が必要ということに違和感がありました。

直接、売主から買ったらいいんちゃうと思ってしまうタイプでしたので。。

仲介に入ってもらうメリットのメインは、値段交渉。

素人が交渉するよりプロが交渉する方が、話が早いということでしょうか。プロ対素人の場合、いいくるめられるリスクがあるということ。

仲介会社が、存在する意義が問われているともいえます。

ネットが進化すると、中抜きができなくなる!

特に、売買の場合、まだまだ決断するにあたって、プロのアドバイスを聞いて判断したいとか背中を押してほしいというニーズは、AIが進化したとしても、しばらくは存在するかもしれません。

より早くAIの影響を受けるのは、賃貸の仲介で、人工知能が進化すれば、仲介会社が介在する意味がうすくなりつつあると感じています。そのため賃貸では、より多くの業者が仲介手数料の割引を打ち出してはいますが、本質はそこではないので、決定的な差別化はできていない印象です。将来的には、営業マンと一切顔をあわせず、賃貸の不動産取引ができるようになる日は近くまで来ています。


仲介会社の本質は下記のようなところです。
上限まで仲介手数料をいただきたいと考える不動産会社が多い
多くの不動産仲介会社が「両手仲介」にしたいと考えている  

最近は徐々に、新築一戸建てやリノベーション物件で仲介手数料を無料化する不動産会社が増えています。しかし、大手で、仲介手数料を値引くことはないと思います。なぜならビジネスモデルが両手を前提としているためです。片手だけにすると、その店舗の半分以上の営業マンの首を切らないと事業として成り立ちません。基本的には、手数料の最大無料のビジネスモデルの転化できるのは、中小の仲介会社のみとなります。組織が大きいほど難しくなります。

売上が減るのに、なぜ仲介手数料を無料にするのか?どうやって無料にするのか?不思議に思う方もまだまだいるかもしれません。
時代が進化して、無料化が多くなるにしたがって落とし穴も存在します。

つまり、無料化して、サービスを差別化しようとする不動産仲介会社も二極化しているという点です。

関連記事:新築一戸建の諸費用の具体的な内訳と相場!節約できるのはどれ?いつ支払う?中古物件の相場は?【徹底解説】

①仲介手数料を仲介の手間や難易度に合わせながら、経営努力で値下げしていく不動産仲介会社と、②時代の流れに沿って、ただ単に差別化するためだけに仲介手数料を無料や半額にする会社がありそれぞれ結構多く出てきて、玉石混交としてきている印象が強くなってきました。
この状況を外から見るとただ仲介手数料を無料にする不動産屋がお得だとしか考えない場合、落とし穴に引っかかるかもしれません。表側だけだと判断できないと思います。

そもそも新築一戸建ては、中古物件と比較して仲介リスクが低い!

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実は不動産業界は、差別化が難しいことも無料化に拍車をかけている!

新築一戸建ての場合、ほとんどの売主は、レインズに登録した方が、早く売れると理解しているので、土地を仕入れるとすぐに、レインズ登録します。そもそもレインズというのは、不動産仲介会社が売主様から預かった物件や自社の物件はレインズと呼ばれる「不動産会社どうしで情報共有できるシステム」に載せていきます。一般の方が売主の中古物件も、専任の場合、レインズ登録が法律で義務化されています。このレインズに物件情報を載せると、以下のことが起こります。

レインズ掲載物件はどの不動産会社でも売れるつまり取り扱いできるので取り扱い物件で差別化できない! しにくい!

レインズのシステムはすばらしい仕組みなのですが、不動産会社にとっては他社と差別化しにくくなる仕組みとなっています。このレインズシステムは、新築一戸建ての場合は、売主が業者なので囲い込みがなくすばらしいパフォ-マンスがでているといえます。同じ物件が、スーモ等のポータルサイトに掲載されるのはこのためです。1つの物件に15社から20社くらい掲載しています。中古に関しては売れ筋の一部のマンションを除いては、レインズの機能が維持されています。
取り扱い物件では、差別化できないので、「仲介手数料の値引き」で差別化を図ろうとする不動産会社が多くでてきています。

意外と、レインズの存在をまだ知らずに、物件を探しているお客様も散見されます。もっと不動産業界の仕組みが認知されれば、物件を探す前に、営業マンをまず探そうと行動パターンが変わってくるだろうと考えています。

仲介手数料最大無料のビジネスモデルから、通常の仲介手数料をとるビジネスモデルに戻る会社も多いのも事実としてあります。

ビジネスモデルが戻ってしまう根本的理由として、不動産流通の仕組みがまだまだ認知されていないということがあげられます。新しい仕組みを作っていこうとする気概がないともとに戻ってしまうかもしれません。

サービス品質を下げる仲介会社も増えてくる可能性がある!

①仲介手数料を仲介の手間や難易度に合わせながら、経営努力で値下げしていく不動産仲介会社と、②時代の流れに沿って、ただ単に差別化するためだけに仲介手数料を無料や半額にする会社は、どちらの方が満足度が高くなるのか?

①の仲介会社のサービスは低下することなく、顧客満足度が高くなると考えられます。しかし②の仲介会社は、志をもって、割引サービスをおこなっているわけではないので当然サービスの質が落ち、サービスを手抜きする可能性がでてきます。

お客様の質問でびっくりしたことがあります。「無料なので案内はしないですよね?他の会社でみて気に入ったら連絡するのですか?」と聞かれたことがありました。

無料業者の中には、買わない物件は、案内しないというスタンスの会社もあるのかと感心しましたが、十分ありうる話かとも思っています。

当然、そういった会社の場合、ある意味手抜きで、住宅ローンのフォローをしないとか値段交渉をしないとか、売買契約をせかすだけとかもありうるかもしれません。

当然サービスの質が下がるとお客様の満足度も下っていきます。
仲介手数料無料が必ずしも良心的な会社というわけではないということだけ頭の片隅において、物件探しをすることが大切です。

手抜き業者は仲介手数料以外の費目で請求するかも

「仲介手数料無料」でも、別途費用を請求されたら要注意です。その費用は、なんのための費用なのかきっちりと確認することが大切です。
「通常の仲介業務」の範囲内の業務の場合、本来請求できないものです。これを知らずに払ってしまうと、実質的には、お得に購入したことにはなりません。

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なぜ、仲介手数料を無料または半額にできるのか?

仲介手数料を無料化する方法について、簡単に説明させていただきます。

不動産会社が売主の場合だけ可能!

売主が不動産会社の場合、売主側から販売手数料がもらえるから成り立つビジネスモデルです。
もらえる場合は、買主の仲介手数料が不要にできます。
ただ、売主が不動産会社でももらえない場合もあります。この場合は、半額となります。これが、無料か半額で展開している不動産仲介会社です。

本来売主からもらえる物件でも値段交渉すると、もらえなくなったりすることがあります。無料物件だけ取り扱うと値段交渉ができなくなります。だから、営業マンの顧客に対する意識がどうなのかということが大変重要です。意識が低いと、値段交渉しない可能性があります。しない方が、利益が大きくなるからです。両手であろうと片手であろうと関係ありません。

この意識の差が重要で、結局のところ手数料満額とるから積極的に値段交渉するわけではないということは、本質的なことなので知っておいて損はないと思います。

業務を効率化して少数精鋭で経費を節約する

代表的なのがインターネットで業務を効率化したり経費を節約しながら「企業努力」で、コスト削減を図っていく。できるかぎりコストのかかるポータルサイトへの掲載を絞り込み自社メディアからの集客を図り最大無料化を実現しています。

仲介手数料を無料にしている理由をきっちり見極めて行動することが大切

もし契約したいが、営業マンがダメだったら、どうすべきか

そのまま売買契約を進めた場合、買主にとって大きな不利益が発生することもあり得ます。そして、不動産の場合、金額が大きいので、ちょっとした判断ミスがのちに大変なことになるかもしれません。

「真剣に値引き交渉してくれない」とか「金利条件のいい住宅ローンを探してくれない」とか「よくわからない手数料を請求された」とかの場合、注意が必要です。

まとめ  手数料より、信頼できる営業マンかが重要

新築一戸建てを買うときの仲介手数料は、無料や半額にできる時代になりました。これからまだまだ最大無料の業者は、増えてくるかもしれません。しかし、玉石混交した中で、信頼できる営業マンを探すことが大切です。結局のところ、営業マンの意識が重要です。

不動産仲介業の究極の差別化は、営業マンの質にあるということです。

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